
作者の宇佐見りんさんは21歳で、
芥川賞を受賞した作家の中では
3番目に若いそうです。
2021年本屋大賞にノミネート
されています。
推し、燃ゆ あらすじ
主人公のあかりは、「まざま座」というグループの
メンバー・上野真幸を「推し」ています。
推すために、バイト、CDをたくさん買う、
彼を理解するために勉強する、ライブに行くなど
の行動をとります。そんななか、「推し」が女性を
殴ったとして炎上します。
それでも、真幸を「推す」
という気持ちは変わらないあかりですが…
まとめ
主人公のあかりは「推し」を
推すことが人生なのだと感じた。
私にも好きなバンドがいて、
CDを買いライブにいくこともあるが、
生活を犠牲にしてまで好きなバンドを
応援しようと思ったことはない。
主人公のあかりは、自分の生活を犠牲にしてまで
CDを買う、ライブに行く、
グッズを買うことに使っている。
CDを買うと「まざま座」のグループ内での
人気投票を行うさいに使用できる
投票券がもらえるので、CDを複数枚買う。
上野真幸のことを良く知るために、
ライブ放送を録画して何度も見返したり、
ライブ映像を何度も観ている。
ここまで相手のことを知ろうと努力しているのに、
相手からは自分のことを知ってはもらえない。
好きだという気持ちは一方通行だ。
「推し」をする人の気持ちはわからない。
だが、わからないなりに考えてみた。
相手からファンとして大切にしてもらえれば、
嫌いだからと拒絶されることなく、一生恋が続く。
片思いなのだから、
相手が結婚するか一般人になるまで、
ずっと「推し」でいられる。
そんな恋心が、あかりを含む「推し」がいる人を
動かしているのではないかと思った。
したっけね~