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【チーズはどこへ消えた?】SPENCER JOHNSON著 要約・感想

【チーズはどこへ消えた?】SPENCER JOHNSON著 登場人物

この話は、2匹のネズミと2人の小人に
よって構成されています。

・スニッフ…ネズミ。嗅覚が優れている。

・スカリー…ネズミ。行動力がある。

・ヘム…小人。考えを変えられない。

・ホー…小人。楽観的な考えを持っている。

登場人物の名前には、
次のような意味を持ちます。

それぞれの名前がもつ意味

・スニッフ……においをかぐ、~をかぎつける

・スカリー……急いで行く、素早く動く

・ヘム……閉じ込める、取り囲む

・ホー……口ごもる、笑う

【チーズはどこへ消えた?】SPENCER JOHNSON著 「チーズ」とは、「迷路」とは何か?

「チーズ」とは、
私たちが人生で求めるもの、
つまり、仕事、家庭、財産、健康、
精神的な安定……等々の象徴。

「迷路」とは、
チーズを追い求める場所、
つまり、会社、地域社会、家庭
……等々の象徴です。

この一見シンプルな物語には、
状況の急激な変化に
いかに対応すべきかを説く、
深い内容がこめられているのです。

【チーズはどこへ消えた?】SPENCER JOHNSON著 あらすじ

2人の小人、2匹のネズミは、
長いこと迷路を探し、
「チーズステーションC」と呼ばれる
チーズがお腹いっぱい食べられる場所を、
見つけました。

しかし、しばらくすると、
チーズがなくなってしまいました。

その後、2人と2匹は、
それぞれが異なった対応を取りながら、
チーズが食べられる場所を探していきます。

それぞれがとった行動

スニッフとスカリー→毎日チーズの量が
減っていくことに気が付いていたので、
チーズが消えても気が動転しなかった。
チーズが消えてからすぐに、
新しいチーズを探しに出かけた。

ヘム→チーズが突然無くなったことに戸惑い、
チーズは戻ってくるかもしれないという
期待から、「チーズステーションC」を
離れることができなかった。

ホー→しばらくしてから、
チーズがなくなったという現実を受け入れ、
新しいチーズがある場所を探しに出かける。
彼は、「変化」しなければ
ならないと気が付いた。

【チーズはどこへ消えた?】SPENCER JOHNSON著 迷路で旅をするうちに、ホーが学んだこと

ヘムは、いつか「チーズステーションC」にチーズが
戻ってくると信じて、その場を動くことが
できませんでした。

やがてホーは、1人でチーズを探しに
迷路に行くことを決めました。
ヘムが気が変わってチーズ探しについてきて
くれることを信じて、ホーは壁にヘムに向けた
メッセージを、書き記します。

ホーがヘムに向けて書いたメッセージ

変化は起きる→チーズはつねに
もっていかれ、消える

変化を予期せよ→チーズが消えることに
備えよ

変化を探知せよ→つねにチーズの匂いを
かいでいれば、古くなったのに気がつく

変化にすばやく適応せよ→古いチーズを
早くあきらめれば、それだけ早く新しいチーズを
楽しむことができる

変わろう→チーズと一緒に前進しよう

変化を楽しもう!→冒険を十分に味わい、
新しいチーズの味を楽しもう!

進んですばやく変わり
再びそれを楽しもう
→チーズはつねに
もっていかれる

【チーズはどこへ消えた?】SPENCER JOHNSON著 物語の結末

ホーが迷路を進んでいくと、
「チーズステーションN」と
新しいチーズを見つけました。

そこには、旧友のスニッフとスカリーの
姿もありました。

ホーがチーズ探しの旅で学んだこと

・物事を簡潔に捉え、柔軟な態度で、
すばやく動くこと。

・問題を複雑にしすぎないこと。
恐ろしいことばかりを考えて我を
失ってはいけない。

・小さな変化に気づくこと
そうすれば、やがて訪れる大きな変化にうまく
備えることができる。

まとめ

今回は『チーズはどこへ消えた?』について解説してきました。
わかりやすい内容ですが、
人生において大切なことを
気がつかせてくれる、一冊だと思います。

私自身も、一度その方法で成功すると、
その方法が通用しなくなってからも、
自分のやり方を変えることができなかった
経験があります。

行動するときには、恐怖や不安が生まれますが、
それでも「変化」していかなければ、
「チーズ」を得ることは
できないのかもしれません。

したっけね~☆彡