ビジネス・経済

人を動かす④ デール・カーネギー

皆さんこんばんは
「鳥貴族の山芋鉄板焼き」
美味しいですよね
僕は毎回2つ頼んで、
店員に間違えて2つ
頼んでいないか
確認されます。
今日もブログを書いて
いきたいと思いま~す♪


読んでほしい人

相手の話を聞かず、
自分の話ばかりする方/人が間違ったことを
言うと、間違えを指摘しないと気が済まない方

議論をさける

議論は、ほとんど例外なく、
双方に、自説をますます正しいと
確信されて終わるものだ。
議論に勝つことは不可能だ。
もし負ければ負けたのだし、
たとえ勝ったにしても、
やはり負けているのだ。
なぜかといえば―仮に相手を
徹底的にやっつけたとして、
その結果はどうなる?―
やっつけたほうは大いに
気をよくするだろうが、
やっつけられたほうは劣等感を持ち、
自尊心を傷つけられ、憤慨するだろう。


ゼミの先生が「議論は試合ではない
と言っていたことを思い出しました。
その言葉が表している
意味を説明します。
     
Q.相手を打ち負かそうとして、
相手の論理の矛盾点を指摘して
勝ったとする。

○勝った方➡気持ちが
スッキリするかもしれないヽ(=´▽`=)ノ

✘負けた方➡心にはモヤモヤが残る(ーー゛)

       👇
   どうすれば良いの?

A. 1.相手の主張をまず受けとめる。
例:○○さんはこういうことを
  考えているんですね

  2.相手の主張に自分の意見を
  重ね合わせる。
例:○○さんの言いたいことは
  よくわかりました。
  私はこういう意見を
  持っているのですが、
  ○○さんはどう思いますか?

  ※相手が話をしているときは
   しっかりと聞いてあげる。
   話をしている最中に話を遮られると
   相手に不快な思いをさせるから。

法律討論会とは?

私の大学では法律討論会という
行事があります。
3人が1チームになり、
それぞれのチームで討論をします。
審査員がどのチームが
素晴らしかったのかを最終的に判断し、
1~3位までを決めます。

優勝チームには賞金がもらえ、
素晴らしい発言をした人には
個人賞として商品券がもらえます。

友達はハーゲンダッツが10コもらえる
商品券をもらっていました(^_^)

法律討論会のリハーサル

法律討論会1週間前に、
事前リハーサルをしようということで、
ゼミ内で意見を交換しました。

4年生の先輩は論理に一貫性があり、
優勝するだろうと
私を含めた皆が思っていました。

先輩から「ここでされている議論は○○に
ついてだから、今の話は関係ないよね」
と言われたり、

「若者の定義が曖昧で
間違って捉えている可能性が
あるから調べなおした方が良い」と言われ、
流石先輩は目の付け所が違うなと
感心させられました。

※厚生労働省における若年者雇用の定義では、
青年層に相当する15歳から34歳
若年者としているので、
その年齢を若者と考えてみては
どうか?という考え方です。

論理的に矛盾がなくスキがない
先輩のチームは
優勝できたのでしょうか?

法律討論会の採点基準

    法律討論会の流れ
       ☟
合計10チームが12分の持ち時間を使い、
「SNS上の若者の情報発信の必要性・弊害
・問題解決のための法的規制」について
各自の考えを発表する。
       ☟その後
60分間の質疑応答、意見表明の
時間が設けられる。

1.2.の内容を100点満点で
3人の審査員が総合的に判断をして
1~3位までの順位を決める。


★1.論理的に皆を納得できる発表が
出来ていたかどうか

★2.相手チームから発表した内容について
説明を求められた際に、
指摘された箇所の説明を
正しく出来ているか。

なぜ先輩のチームは負けたのか?

先輩のチームは2位でした。

1位は私を含めて
皆が驚いていましたが、
全く質疑応答の際に、
議論に参加していなかった
私のゼミの3年生チームでした。

先輩のチームは論理的には
1位のチームよりも優れていました。

論理的に優れていたら勝てるだろうと
言われそうですが、
そうではありません。

評価をするのは人間なので、
3人の審査員からの評価が悪ければ
内容がどんなに素晴らしかったと
しでも負けるのです。
先輩がどんな発言や行動をとったのかを
見ていきましょう。

先輩のチームがとった行動

★1.論理的に皆を納得できる発表が
出来ていたかどうか
これについては、
先輩のチームはできていました。

問題は2.が、
出来ていなかったことにあります。
★2.相手チームから発表した内容について
説明を求められた際に、
指摘された箇所の説明を
正しく出来ているか。

質疑応答の際に、
先輩のチームは
相手を論破することに必死になり、
相手の主張を全面的に否定しました。

先輩のチーム:Kゼミのチームに
質問をしたいのですが、
1.~、2.~、3.~が○○という理由から、
論理的に矛盾していると思うので、
説明をお願いできますか?

Kゼミのチーム:わかりました。
まず1で指摘された点
について説明します。

私たちのチームでは、
○○という理由から、
○○という考え方をとっているので、
論理的な整合性がとれていると
判断しております。
続いて、2で指摘された点について説明しま…

先輩のチーム:それは説明になっていないので、
もう一度説明してもらえますか?

Kゼミのチーム:わかりました。
先程もお話しした通り、
○○という理由から、
○○という考え方をとっているので、
論理的な整合性がとれていると
判断しております。
(同じような話を2回繰り返す。)

先輩のチーム:わかりました。
だけど、○○という考え方は
論理的に間違っていると思います。

このやりとりを何度も繰り返しました…。

内心の私の声:質疑応答の時間は60分
しかないから、私のチームの話も
聞いてほしいな…。

それに1~3まで相手チームに
質問をしているけど、
時間もそんなにないから、
質問を1つにしてもらえると
皆が話をできて、良いと思うんだけどな。

Kゼミのチーム:さっきから私のチームの
矛盾点ばかり指摘してますが、
あなたの(先輩のチーム)論理は
完璧なんですか!

先輩のチーム:議論の場で相手の弱点をつく
ことは基本の考え方です
あと失礼な態度をとるのを
やめてもらえますか?

審査員の男性:お前ら(先輩のチーム)
話しすぎ。話したい人が他にも
大勢いるんだから、
少しはその辺考えろよ。

先輩のチーム:はぁ…
わかりました。

法律討論会の成績発表

審査員:1位のチームの発表をします。
審査員3人で慎重に協議をした結果、
皆さんも同じ意見だと思いますが、
Iゼミの1班が優勝です。

私:え!?(# ゚Д゚)
Iゼミの1班は、
法律討論会なのに、
全く討論してなかったよ。

ゼミのメンバー:同じ意見の人
いないと思うんだけど(^^;)

先輩のチームは人の話を聞かず、
相手の議論の矛盾点を見つけたら
徹底的に攻撃をしていました。

その様子が審査員の
印象を悪くしてしまいました。

この経験から私はどうしたか

私は議論をするさいに、
今まで以上に、
相手の話を聞くようにしました。

話を聞く際にも、
まずはじっと黙って
相手の話を聞きます。

相手の話を遮って、
「それってこういうことですよね?」
とオチを予測したり、
「こうした方が良いと」
とアドバイスをすることもやめました。

相手の話を聞いたらどうなったか?

議論には勝てなくても、
相手から好意をもらうことが
できるようになりました。

例え議論に負けても、
「君は素直だからまた話しようね!」
と言ってもらえます(^_^)

ベンジャミン・フランクリンはよく
こういっていた—
「議論したり反駁したりしているうちには、
相手に勝つようなこともあるだろう。
しかし、それはむなしい勝利だ—
相手の好意は絶対にかち得ないのだから」。

本文p.161

まとめ

自分の話を聞いてもらいたいときは、
まず相手の話を聞きましょう。

それが出来れば、
議論には負けても
相手からまた話をしたいと
思われるようになります。

したっけねー☆彡