事典・年鑑・本・ことば

【3分で厳選解説】星の王子さま サン=テクジュペリ作 内藤 濯訳

こんにちは。
利起です。
今夜はサン=テグジュペリの
ロマンチックな格言を
皆さんにお届けします。
愛はお互いを
見つめ合うことではなく、
ともに同じ方向を

見つめることである”。


「星の王子さま」で登場する
子供のぼくが書いた有名な絵があります。

頭が固い大人は
➡帽子にしか見えない

創造力豊かな子供
➡蛇が象を飲み込んだ絵に見える

大人はこんな絵をかいてる暇があるなら、
地理と歴史と算数と文法に精を
出しなさいといいます。

「自分が帽子だと思ったら、
帽子だと言い切る。」
この話は他の人がやっていることを
理解しない人への寓話だと思っています。

他者への共感が大切だということを、
サン=テクジュペリは伝えたかった
のではないでしょうか。

1本のバラ

王子さまの星には
1本だけバラの花が咲いていました。
1本しかバラの花がないから、
一生懸命にバラの世話をします。

毎日水をやり、風よけを被せ、
毛虫がついたら取ります。

地球に着くと、
バラ園がありました。
王子さまのいた星とは違い、
バラがたくさん咲いているのです。
王子さまはがっかりしました。

とおりがかったキツネに言われます
「もう一度、バラの花を見に行ってごらんよ。
あんたの花が、世の中に1つしかないことが
わかるんだから…。」

もう一度よーくバラを見に行くと、
ぼくのバラとは違いました。

王子さまが一生懸命に手をかけて育てた
バラがではなかったからです。

「かんじんなことは、
目には見えない」と、
王子さまは、忘れないように
繰り返しました。

この話から学べること

綺麗な女性、カッコいい男性はたくさんいます。
男なら誰もが綺麗な人と付き合いたいと
思うものです。女性もイケメンと付き合い
たいと思うでしょう。

けれども、
美人のために死ぬ気に
なることはできません。
なぜならそこに思い出がないから。

どんな女性でも、
自分との思い出が多ければ
多いほど、特別な人になっていきます。

誰もが美しいバラになれると
いうことです。

彼女(彼氏)が綺麗でないのは
あなたが愛情を注いでいないからです。
そういう目に見えないことを
気が付かせてくれる話でした。

地球という星

【地球の構成】

★101人の王様(権力を振りかざしたい)、

★7千人の地理学者(知識はあるが、
自分の目で確かめることをしない)、

★90万人の実業屋(金のことしか考えず、
人の役に立つ仕事をしていない)、

★750万人の呑んだくれ(その瞬間が楽しければよいと思う)、

★3億1千100万人のうぬぼれ(自分が1番でいたい)

こうして羅列すると地球という星は
あまり良い星ではないように思えます。

点燈てんとう夫が地球にはいません。
なぜでしょうか?

【なぜ地球に点燈夫がいない?】私が考える理由

実業屋は自分のためにしか
仕事をしていませんが、
点燈夫だけが自分のためでなく、
人のために仕事をしているからです。

誰に命令されるわけでもなく、
人の役に立つから星にあかりを
灯している点燈夫だけとは、
王子さまは友達になれそうだと言っています。

1日に数十万稼ぐ人よりも、
空腹な人をお腹いっぱい食べさせて
あげたいという気持ちで
利益をほとんど出さずに
定食屋をやっているおばあちゃんの方が、
立派な仕事をしていると私は思います。

まとめ

『星の王子さま』は児童文学ですが、
大人でも色々なことを
考えされられる作品です。

私に子供ができたら、
読み聞かせてあげようと
思っています。

したっけね~☆彡