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【2021/06/12 救急車に搬送された話】自転車のギアの針金が腕に刺さり抜けなくなる

【2021/06/12 救急車に搬送された話】YouTube動画

自転車のギアのワイヤーが腕に刺さる

この日、いつものように
自転車に乗って買い物に行きました。
そして、家に帰り、いつものように
自転車を駐輪しようとしたときに

事故は起きました。

ギアの下の針金に、
腕の皮が刺さり抜けなくなって
しまったのです。

駐輪するところに、
ちょっとした段差があります。
その段差を自転車が乗り越える拍子に、
ギアの針金に腕の皮が
刺さってしまいました。

あっという間の出来事でした。
最初は針金が刺さったことに気が付かず、
ギアの部分に皮膚が
挟まっているのだと思っていました。

ですが、なかなか外れず自力で外そうとしても
ビクともしなかったので、
泣く泣く救急車を呼ぶことにしました。

自力で救急車を呼ぶ

右腕に針金が刺さった状態で
救急車を呼びました。
「119」を押すと男の人が対応してくれました。

救急隊の人に、
初めに「どうされましたか?」と聞かれ、
私が「自転車の針金が腕に刺さりました
と言うと、
電話越しからですが、
相手が少し戸惑った様子を感じました。

自転車の針金が腕に刺さったと聞いても
ピンときていませんでした。
珍しい事例だったのだと思います。

救急隊の人から、
私の家の住所、氏名・年齢、
持病や普段常用している薬はないか
といった内容のことを聞かれました。

それから、「今救急車をそちらの住所に
向かわせますんで、
もうしばらくお待ちください」
と言われて、10分ほどで救急車が到着しました。

なかなか針金が抜けず病院へ搬送される

針金が釣り針のフックのように
なっているらしく、
救急隊の人から、「針を真っすぐ引き抜くことが
できないと言われました。」

その場で針を抜くことができなかったので、
事故の扱いが、
救急要請】から【救助要請】に移行しました。

自転車からギアの部分のネジを分解し、
自転車のブレーキの管をボルトクリッパー と
呼ばれる大きなペンチで切断してもらいました。

※写真は針金を腕から
外してもらった後に撮影したものです。

自転車と一体化していたのが、
ギアの部分とだけ繋がっている
状態になれました。

外れるまで
自転車と繋がった状態だったため、
腰を常にかがめていなければならず
辛かったのですが、
外れてやっと腰が楽になりました。

このような作業をしている間に、
救急隊の人から、
私の家の住所、氏名・年齢、
持病や普段常用している薬はないかを
再度確認されました。

おそらくこういったことを聞く理由には、
相手の意識が正常であるか」を
確認することも目的にあるのだと考えられます。

救急要請の段階で、救急隊の人が5人
来てくれていたのですが、
救助要請に移行してから、
さらに5人の救急隊の人と
警察官が来てくれました。

救助要請をすると事故の扱いになるので、
警察官も出動するようです。
今回の事故は、
自転車の単独事故として処理されました、

私は新しく来てくれた救急隊のタンカーに乗り、
家の近くの大学病院まで運ばれました。

病院で針金を抜いてもらう

8分ほどで、家の近くの大学病院に到着しました。
それから、タンカーで緊急外来に運ばれます。

病院に搬送されてから、
自分で歩けるということで、
車いすでの移動に変わりました。

私以上に緊急と思われる人が
多くいたため、医者に診てもらうのに
少し時間がかかりました。

緊急な人が来る場所なだけあって、
苦しそうな表情でタンカーで運ばれてくる
人もいました。

普段自分が病気になる可能性を
考えることなく過ごしてきましたが、
”健康”であることは
本当に幸せなことだと思いました。

緊急外来に運ばれてから20分ほどして、
私が医者に診てもらえる番がきました。

まず、皮膚科の先生が
新人看護師に横で指示を出しながら、
私は新人看護師にキシロカインを
注射してもらいました。

キシロカインとは、
局所麻酔に使われる薬です。

このときの新人看護師の手つきが
素人から見ても慣れていないとわかり、
とても怖かったです。

新人医師であれば盲腸の手術を、
新人看護師であれば注射をして
段々と技術を高めていくのですが、
やっぱり慣れた人にしてもらいたいと
この時は思いました。

※なぜ私が新人看護師ということがわかった
のかと言うと、新人看護師と書かれた

ワッペンが、腕に貼ってあったからです。

皮膚科の先生と新人看護師が、
私の腕に刺さっている針金を
抜いてくれようとしてくれました。
しかし、針金が釣り針のフックの
ようになっているのでなかなか抜けません。

5分ほど苦戦しているのを隣で見ていた
整形外科の先生が、
「俺が変わろうか」と言ってくれて、
鉗子を使い10秒ほどで針金を抜いてくれました。

このとき「先生。ありがとうございます。」
と自然に声が出ていました。
先生の手際の良さに惚れました。

それから、皮膚科の先生に
「針金が貫通しているので、
患部を消毒する必要がある」と言われ、
生理用食塩水を患部に注入されました。

傷口が貫通しているので、
片方の穴に生理用食塩水を入れると、
もう片方の穴から汚れのついた
生理用食塩水が出てきました。

針金がかなり汚れていたため、
5回傷口に生理用食塩水を注入されました。

局所麻酔が効いているはずなのですが、
常に注射されているほどの痛みを感じました。

我慢できないほどの痛みではなかったのですが
痛かったです。局所麻酔をしていなかったら、
悶絶していたと思います。

それから、傷口から細菌が入り、
破傷風にならないための注射を
今度は違う新人看護師にしてもらいました。

今回は全く痛くなくて、
刺されたことがわからなかったぐらいでした。

その人は針をゆっくりと
少しずつさしてくれました。
抜く時に一瞬だけ痛みを感じ、
それで刺されていたことを認識したぐらいです。

上手い人に注射をされると痛くないのですね。

▲家に帰ってから撮影した腕の写真

薬を処方してもらい、家に帰る

薬局で傷口が膿まないための
抗生物質を処方してもらい、
家に帰りました。

救急隊の人からは、
傷口を切開して針金を取らないと
いけなくなるかもしれないので、
かなり痛いと聞かされていました。

そんなことを言われて怖かったので、
無事に家に帰ってきたとき、
実家に帰ってきたような気軽さを感じました。

まとめ

今回針金が刺さった箇所が、
神経があまり通っていない腕の内側の部分
だったことと、皮膚の薄皮を貫通した
だけだったことは幸いでした。

腕の内側よりも外側の部分の方が、
多く神経が通っています。
神経が損傷すると腕のしびれを感じたり、
最悪の場合は腕を動かすことが
できなくなります。

もし腕に何かが刺さって
抜けなくなってしまったら、
自分で抜こうとせず、救急車を呼ぶか、
周りの人に助けてもらってください。

ちなみに、自転車はブレーキの管を
切ったため、廃車となりました。

今日助けてくださった救急隊の方、
看護士、医師の方々、
厚く御礼申し上げます。

▲家に帰ってきたときに撮影した自転車