人文・思想・宗教

夢をかなえるゾウ② 水野敬也

「お金」があっても幸せでは
ない人がいます。
反対に、
「お金」がなくても幸せな
人はいます。
そんな「お金」の話が
今回のテーマです。

夢をかなえるゾウ② あらすじ

脱サラをして芸人をしている西野謹太郎にしのきんたろうは、
自分のお笑いライブ中に
爆笑をしている客・ガネーシャと出会う。

ガネーシャの目的は、
笑の神様を決める『ゴッド・オブ・コント』で
優勝をすることだった。

ガネーシャとお笑いコンビになる契約を
交わしたことで、自分の部屋に住み着いていた
貧乏神・金無幸子が見えるようになる。

果たして、謹太郎は『ゴッド・オブ・コント』で
優勝することができるのか!?

夢をかなえるゾウ② ガネーシャ、幸子、釈迦の課題

  1. 図書館に行く
  2. 人の意見を聞いて、直す
  3. 締め切りを作る
  4. つらい状況を笑い話にして人に話す
  5. 優先順位の1位を決める
  6. やりたいことをやる
  7. 楽しみを後に取っておく訓練をする
  8. プレゼントをする
  9. 他の人が気づいていない長所をホメる
  10. 店員を喜ばせる
  11. 自分が困っているときに、困っている人を助ける
  12. 欲しいものを口に出す
  13. 日常生活の中に楽しみを見つける
  14. つらいとき、
  15. 自分と同じ境遇にいる人を想像する

夢をかなえるゾウ② 見どころ

本作では、「お笑い芸人」が主人公です。
ガネーシャとのコントでは思わず、
読んでいる方も「なんでやねんと」ツッコミを
入れたくなるところが多くあり、楽しめます。

謹太郎は、貧乏神・幸子に恋をします。
幸子は謹太郎が懸命に芸人として売れる
努力をしていることを知っています。

売れてもらいたいと思うものの、
芸人として売れたら、
謹太郎が貧乏ではなくなるので、
自分は死んでしまいます。

幸子と謹太郎は無事に結ばれることが
できるのでしょうか。
2人の関係性がどう進展していくのかも
本書での注目ポイントです。

夢をかなえるゾウ② まとめ

私がなるほどな~と思った文章を紹介します。

お金で買える喜びはすべてー素敵な服も、
おいしい食べ物も、優雅な部屋も、
豪華な旅行もー他人が作ったものです。
でも、どんなにつらい状況でも、
それを楽しもうとする気持ちさえあれば、
人は、自らの手で
喜びを作り出すことができます。
お金がなくても、
人は幸せになることができるんです。

p.269


貧乏神・幸子は、

その人が貧乏かを判断する基準は、
その人の「心」の在り方であると説明しています。

「心」が豊かな人は、
「お金」がなくても工夫次第では、
幸せになることができるらしいです。

したっけね~☆彡