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【子供への読み聞かせとしておすすめ】『ライオンキング』 著者:斎藤 妙子 あらすじ・感想

『ライオンキング』 あらすじ

絵本ライオンキングの
あらすじを簡単にまとめます。

シンバ王子の誕生

アフリカのサバンナにある
動物たちの王国プライドランド。
プライドランドの王であるライオンのムファサに
子供、シンバが生まれ、長老のヒヒ・ラフィキが
王子誕生の儀式を行いました。

集まった動物たちは祝福しますが、
ムファサの弟スカ―だけは、
自分の王位継承権が2位から3位に落ちてしまい、
シンバ誕生を快く思いませんでした。

王になりたいと思っているスカ―は、
シンバを殺害するために、
シンバにプライドランドの外にある
「象の墓場」に興味を
持たせるような話をします。

シンバとナラが「象の墓場」でハイエナに襲われる

好奇心旺盛なシンバは、
幼馴染のナラと一緒に
「象の墓場」へと向かいます。
そこにはハイエナのトリオ、
バンザイ、シェンジ、エドがいました。

シンバはハイエナたちに追いつめられます。
2人の監視役として同行していたザズーが
ムファサを連れてきたことで、
間一髪のところを救われます。

ムファサの教え

「象の墓場」からの帰り道、
ムファサは落ち込んでいたシンバに
星空を見上げて語ります。
「偉大な王だった父親や祖父たちは、
あの星から見下ろしている。
お前の中に生き続けているのだ」と。

ムファサの死

「象の墓場」でシンバを
殺すことに失敗したスカ―。
再びスカーは王になるための計画を立てます。
ムファサとシンバを殺害するために、
ハイエナたちを利用します。

子どもを利用し、ムファサを罠にかけようとした
スカーによって、シンバは切り立った断崖に
囲まれた峡谷の真ん中にとり残されます。

ムファサはシンバを助ける事ができましたが、
ムファサはスカーに崖から突き落とされ、
スカーによって仕組まれたヌーの大群の
下敷きとなり、命を落とします。

スカーはムファサが亡くなったのは、
シンバのせいだと責めます。

シンバはムファサの死の責任を取る形で、
自らプライドランドを去ります。

プンバァとティモンとの出会い

王国を追われたシンバは、
砂漠で倒れてしまいました。

そのシンバを発見したのが、
イボイノシシのプンバァと
ミーアキャットのティモン。

自分が「父親を殺してしまった」と
思いこんでいるシンバは、
深く傷ついていました。

そんなシンバを見て、
プンバァとティモンは
「ハクナ・マタタ(くよくよするな)」
という彼らの哲学を語って聞かせます。

彼らに励まされ、
シンバは立派なライオンに成長しました。

プライドランドの荒廃

スカーが王となったプライドランドでは、
池が干上がり、動物の姿も消え、
見る影もないほどに荒れ果てていました。

子分のハイエナたちも食べ物が
無くなってしまったことから、
「ムファサが王だったころの方がマシだった」
と不満をこぼすようになっていました。

スカーは、ムファサが死んだ今でも、
周囲がムファサと比較をするので、
コンプレックスを感じていました。

シンバは再びプライドランドに戻ることを決心する

ナラはプライドランドの危機をシンバに伝える
ために、ジャングルでシンバを探します。

偶然、ナラはシンバと再会を果たし、
プライドランドに連れ帰ろうとします。
しかし、「父親の死の責任は自分にある」と
思いこんでいるシンバは、それを断ります。

同じ頃、ラフィキもシンバが生きていることに
気が付きます。ラフィキの不思議な力で、
シンバに星となったムファサの声を聞かせます。

ムファサは「自分が何者なのかを思い出せ」と、
正統な王の血を受け継ぐシンバを励まします。
シンバはプライドランドに
戻ることを決心しました。

スカーとの対決

プライドランドにシンバは戻ってきました。

スカーはムファサを殺したのはシンバだと
ライオンたちに告げます。

ライオンたちは驚きますが、
自分の罪を認め、
その上で「プライドランドの危機を
救うためにやってきた」のだと皆に知らせると、
ライオンたちはシンバを迎え入れました。

スカーとシンバの一騎打ちが始まります。
ハイエナとライオンの戦いに
プンバァとティモンも加わりました。

勝ちを確信したスカーは、
「ムファサを殺したのは自分だという真実」
をシンバに告げます。

怒ったシンバはスカーに襲い掛かり、
スカーは崖から足を滑り、
瀕死の怪我を負います。

スカーは、自分が利用してきたハイエナに
食い殺されてしまいます。

シンバが王位に就くと、
プライドランドに動物たちが戻ってきました。

そして月日は流れ、大地が元に戻り、
また命が正しくめぐるようになり、
プレイランドは平和を取り戻しました。

『ライオンキング』 感想

ムファサの時代は、
ハイエナが王国を荒らさないように
睨みを聞かせながらも、
彼らが飢えないように、
彼等の縄張りには干渉しないような
対策もしっかりとしていました。

一方でスカーは、ハイエナを利用できる道具
としか考えていませんでした。

これでは、王国が衰退してしまったのも
無理ないと思いました。
というのが大人の私の感想です。

ティモンとプンバァが
ハクナマタタ(くよくよするな)
してるシーンが楽しそうで好き。
というのが子ども目線です。

大人と子ども両方の目線で楽しめる
本はそうそうはないと思います。

次回は劇団四季『ライオンキング』を
名古屋に観に行ってきます!

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