文学・評論

【映画】コーヒーが冷めないうちに 監督: 塚原あゆ子

コーヒーが冷めないうちに 予告編

コーヒーが冷めないうちに キャスト

時田数(ときたかず)……有村架純、高松咲希(幼少期)
新谷亮介(しんたにりょうすけ)……伊藤健太郎
清川二美子(きよかわふみこ)……波瑠
賀田多五郎(かがたごろう)……林遣都
時田流(ときたりゅう)……深水元基、
平井久美(ひらいくみ)……松本若菜
高竹佳代(たかたけたよ)……薬師丸ひろ子
平井八絵子(ひらいやえこ)……吉田羊
房木康徳(ふさきこうとく)……松重豊
夏服の女(なつふくのおんな)……石田ゆり子
未来(みき)……山田望叶

コーヒーが冷めないうちに 原作と違うところ

二美子と多五郎が恋人ではない。
康徳が記憶障害ではなく、
佳代が記憶障害になっている。
原作では、亭主関白な康徳のことを、
佳代が支えていくという内容だったので、
男尊女卑をイメージさせられるので好ましくないと
いった配慮だと思います。

原作と大きく違うところは、
数と亮介が恋人になっていることにあります。
原作では、計と数が恋人でした。

数と亮介の恋物語がストーリーを
通して描かれています。

コーヒーが冷めないうちに 見どころ

物語は、4つの話で構成されています。
「恋人」「夫婦」「姉妹」「親子」です。

見る人の状況によって感動するポイントが
異なると思います。私は、「親子」の話で
感動しました。4つの話の中で、1つでも共感できる
ポイントが見つかればいいな~ぐらいの
気持ちで視聴していただければ、
充分楽しい映画だと思います。

コーヒーが冷めないうちに Amazon Primeの評価

Amazon Primeの評価を取り上げます。

星5つ

気になっていた作品でしたので
他の方のレビューはイマイチでしたが
レンタルして観させて頂きました。

素直に感動出来ました!
とくに薬師丸ひろ子さんが演じられてた
ご夫婦愛がとても良かったです。

後、未来ちゃんがすごく可愛かった!

ラストもスッキリ終わって気持ち良かったです。

感動しました。過去に戻って過去を変えても、
現在が変わらないルール
である事が判っていても、
言い残した事や伝えたかった事や、
確認したかった事を解消することで、
未来が切り開けて行く点が、この作品の根底にあるテーマと思いました。
主人公の娘の名前が未来(ミキ)である事も
このテーマを物語っていると思います。

星3つ

熱いコーヒーが冷めるまでの
短時間だけ過去に戻れるが、
戻って何をしても
過去は変わることはないという設定。

しかし戻ることで過去の後悔や悲しみ、
思い残した事に整理をつけることが出来、
未来に向かって生きる事が出来る。
そういうお話。

ヒューマンドラマとして面白かったです。
大切なのは今と今から作っていく未来。
過去に戻ったり未来に行ったりするお話しは、
タイムパラドクスの問題等なかなか設定や
ストーリー展開に難しい物がありますが、
本作も一応ツッコミどころはありました。

本作は過去に戻って何をしても過去は
変わらないという設定がありましたが、
薬師丸さん演じる女性が過去に旦那さんに
渡しそびれた手紙を、
過去に戻った旦那さんが受け取れて未来に戻って
読めてしまうというのは過去が
変わっているのでは?
などツッコミたくなりましたが、
それでも面白かったです。

心が「ホッ」と温かくなる映画です。

星2つ

なんかモヤモヤする。生まれてくる子供が女なら
コーヒー淹れさせて数を過去に飛ばせるじゃん。

これは新谷君が思いついた案なのだが、
未来の娘に8時指定で現在に来させたカラクリが分からない。

新谷君が未来に飛んで細工をしたとしても、
それには数のコーヒーが必要なのだがそんな様子もなく。

未来の娘が8時に来る事が決まった未来があったとしても
新谷君はそれを知る術がないはず。

そもそもこれは過去に干渉して未来を変えている
行為にあたらないのだろうか?

原作では上手に説明しているのかもしれませんが。
期待値が大きかっただけに拍子抜けした。

過去に戻った松重豊と薬師丸ひろ子の演技は流石で★+1。

コーヒーが冷めないうちに まとめ

映画のレビューをするなら星3つです。
松重豊と薬師丸ひろ子の演技と、
有村架純さんが可愛かったことでぎり星3です。

過去を変えることができないのに
未来からの手紙を現代に
持ち帰ることができる点は、
設定として無理があるように感じました。

また、新谷亮介が将来生まれてくる娘に
8時指定で現在の『フニクリフニクラ』に来させた
仕掛けが分かりません。

原作にはなかった設定なので、
塚原あゆ子さんの頭の中では辻褄が
合っているのだと思います。

あまり好きになれない映画でした。
したっけね~☆彡